PENLIGHTの成り立ち
カウアン・オカモトさんがジャニー喜多川氏からの性加害について告発した時、私は多大なショックを受けました。性加害自体も大変重大な事態ですが、それに加えて今まで都市伝説か何かのように思ってこのことについて考えてこなかった自分自身に対しての自責の念も感じました。
その後4月12日、カウアン・オカモトさんは日本外国特派員協会でも記者会見を行いました。しかし、多くのメディアはその話題に触れず、株式会社ジャニーズ事務所の所属タレントは今までと変わらずテレビに出て、コンサートを行い、私たちはCDを購入する、全く変わらない日常が続いていました。
被害者が声をあげたのに何も変わらない社会が恐ろしく感じました。
ジャニーズタレントを応援することは性加害を容認することに繋がると思いファンを続けるかどうか悩み、私の手元には一枚のチケットが残っていたので「これで最後にしよう」と会場に向かいました。
しかし、そこで見たタレントの姿は輝いていて、彼の努力は彼自身の努力であり、それが性被害や所属事務所の性加害によって毀損されるものではないと思い至りました。
ジャニーズタレントの姿を見たい私には、コンサートに行かない、CDを買わないという選択肢を取ることは難しいです。だからこそ、「タレントは悪くない。誠実に対応しないジャニーズ事務所がおかしい!」と声をあげなくてはいけないと思ったのです。
この間、周りのジャニーズファンのみんなに相談しました。
「ジャニーズ事務所は被害者の声を聞いていないよね」「ちゃんと対応してほしい」「でもコンサートに行かないのは無理」「どうすればいいんだろう」という、タレントと事務所の間で葛藤を抱えるファンの声をたくさん聞きました。
私は葛藤を抱えるファンの声を可視化し事務所に、そして世間に届けたいと思っています。
〇〇担という垣根を超えて、性暴力に対抗する一人のファンとして共に声をあげていきましょう。
また、この問題は一個人の性加害ではなく、活躍のチャンスが与えられる可能性を示唆することで被害者が性加害を受け入れざるを得ない状況を作って行われており、その活躍の場を作っているジャニーズ事務所にも責任があります。
そしてそのような状況下でメジャーデビューに至ったタレントたちがテレビやイベントなど様々なメディアに出演しているという日本社会全体の問題です。
ジャニーズファンではない皆様もどうか性暴力を許さない社会のため、共に声をあげてください。
PENLIGHT 旧ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会 発起人より
メンバー紹介
PENLIGHT発起人。仕事の傍らコンサートに通う普通のジャニオタ。
コンサートはデートだと思ってる。
大学受験の時も、深夜まで課題をやって心が折れそうな時も、初めて海外に行く時も、いつもジャニーズの曲を聴いていた。
ただの会社員ジャニオタ。
コンサートでは自担ロックオン野鳥の会。数多ある人生の選択肢の中で“アイドル”を選び続けてくれている自担たちのために、彼らを取り巻く環境が少しでも良くなりますように。担タレなので、感動したらすぐ泣く。
お堅い編集のお仕事してます。20代の頃は部屋にアイドルポスター貼り貼りしていました。カラオケのおはこもジャニーズ。仕事の疲れはジャニーズの曲で癒してます🎶
PENLIGHTの活動に共感して参加することになった茶の間ファン。
友達に連れられてエキストラで参加した某ジャニーズタレントのMV撮影で、炎天下で長時間待たされた後に登場したタレントの「みんな暑いよね、大丈夫?」という一言で虜になる。